26日大津市民会館でJBC滋賀があり、うちからは8名のエントリー。
雪が降るなか頑張って朝一から受付!!!
まずはサタネラくん。
バレエは好き、スタジオにいるのも好き、だけど基礎は???柔軟は???体幹トレーニングは???
その結果がよーく表れたと思います。
特にこの滋賀大会、ジャッジがかなりシビアになってます。求められているものの質がとても高い!!!
まだバレエを始めたばかりとは言え、コンクールも初めてではないので、そろそろ自覚を持ってやっていかないとダメじゃない?と私は言います。その言葉に彼は耳を傾けてはいます。が、実際に動くかどうか、いや動けるかどうか、本気で動きたいと思うかどうかは彼次第です。私が操り人形のように彼を動かすわけにはいきませんし、そうはしたくないです。無理やり動かしたところで彼の意思はどこにもなくなり、もし私がいなくなった時、彼は全く動けなくなるからです。バレエに限らず、私は生徒さんたちが自分で考え自分で動ける人間になってほしいと思ってます。自分の道は自分で切り開ける強さ、私は彼の可能性を信じてますよ😎
次は小4.5部門女子チーム
仲良し4人組。
出番前は
円陣を組み気合いを入れる😆
トップバッターのリーズさん。
柔軟性は十分だけれどそれをコントロールする力がまだ足りないです。ただ少しずつは上向きになりつつはあるので、焦らずこの調子で。ただし、自分勝手な練習の仕方ではなく(好きなことだけをするとか)、まずは指導者が伝えたことを耳で聞き、目で見て、考えて体を動かし、言われたこととやっていることの差がないかを感じながらレッスンができるようになると、彼女は爆発的に伸びると思います。まぁこの頭を使えるレッスンの仕方ができるようになるまでには1人ずつの精神年齢などに左右されるので、同じ年でできる子がいたとしても彼女のペースだとぐっと我慢して、でも言い続けております(^◇^;)まだ小4、もう小4?いやいやまだまだです。これから何年もいや何十年も踊り続けていくことを考えると今ピークを迎えさせる必要はないので、その時できることを達成することが大切かな?と感じました。
次はエスメさん。11月のコンクールでスカラをもらい嬉しい反面、もっと上を目指したい!という気持ちばかりが焦っていたかな?と感じました。場当たり最中も私の声が届かず(私の声が小さいわけではないです😎)上滑りした練習の仕方。最後声をかけてもうーん届いているのかな?という感じ。。。
出はまずまずでしたが、まだ迫力がイマイチ。。。そしてやはり一度つまづくと、表現すら全て崩れてきて。。。
失敗した舞台はどうしても嫌な思い出になるものです。だけどこの経験がなく、ずーっとうまいこと行きっぱなしだと、初めて崩れた時の立て直し方を知らずパニックになることでしょう。だって人間ですから(^◇^;)だからいいんです。彼女もまだ小4。いっぱい経験して学ばないと。
それと、私は彼女の踊りの何が好きかというと、彼女の目力、オーラ。ターンアウトはまだまだ、だけど目が離せなくなる。それってすごいことだと思います。ダンサーはお客様の前で踊り、お客様を喜ばせる義務があります。テクニックで魅了することと同様に、人を惹きつける表現も大切なスキルです。
だから自分の強みである表現すらできなくなるまでの緊張をしないようにコントロール、もしくは緊張したとしても自分の強みだけは絶対にやりきるという強い信念を忘れないことを今回の結果から学んで欲しいと思います。
次はパドトロワ第3さん。
彼女の強みは丁寧、上品。なのでこのバリエーションはマッチしていると思います✨今回はバレエシューズでのチャレンジでしたが、ゆくゆくはトウシューズで踊れるように目標を立てています。この動き、バレエシューズだからできたのでは?という状態だとダメですね。JBCではトウシューズで踊ることが体への負担が大きいことを考慮して中1までバレエシューズでのエントリーを許可してくださってます。でも、バレエシューズで踊ろうが、履いたらこんな感じになるだろうな、という想像はつきます。。。さぁどうしていかないといけないか?真面目な彼女はちゃんと分かっています^_^でもやるかやらないか?やれるかやれないかは彼女次第。決して突き放しているわけではないですよー。大好きですから❤️
最後はフロリナさん。
もうこの踊りで幾度となく紆余曲折ありました。
何も緊張せずに踊れた時、緊張してうまくいかなかった時、緊張しまくったけどなぜかうまくいった時、などなどいろんな舞台を経験してきました。
ちょっとずつ安定はしてきています。
でもまだ安定には届いてないかな??
もし安定して踊れるようになると、彼女の姫オーラが溢れ出てくると思います。
一番最初に緊張なしで楽しんで踊った時、技術はまだまだでしたがそれ以上にステキな王女感が伝わってきてました。最近技術も高まりながら、すこーしずつそこに近づきつつあるので、この先がとても楽しみですね❤️
次は中3メドーラさん、小6スワニルダさん、中1ジゼルさん。
メドーラさんは練習期間1ヶ月弱(^◇^;)
年末のグランドチャンピオン大会前から痛めていた足の具合と彼女が伸びやかに踊れる演目に私が急遽チェンジさせました。最初練習前にこのバリエーションえぇぇぇぇ⤵︎と言っておりましたが、指導者を信じましょう😎練習するにつれて楽しくなってきて彼女自身、自信に満ち溢れてきました。そう、それそれ。
最近トライしていたバリエーションは彼女の苦手なパも多くあり、踊る前にその緊張感で彼女の強みが見え隠れしていました。が、このバリエーションももちろんひやっとするかもしれない箇所は考えられましたが、絶対いけると感じてました。
客席で見てましたが、久しぶりにバレエ楽しい〜踊るの好き〜というオーラ全開で踊りきれてましたね。
もちろん、ターンアウトが甘ーい、軸はどこでしょう?などツッコミどころもありますが、先ほどのエスメさんと一緒。やっぱりお客様とコミュニケーションが取れること、お客様に声を出さずに伝えられる力を持って踊ることの大切さを忘れないでほしいし、それがよくできたと思います。
スワニルダさんはコンクールに出るにあたり、自分でこのバリエーションを選択しました。なので責任持って踊りきること、が目標として頑張ってきました。長いバリエーションなので最後までスタミナ切れにならず丁寧に踊り切れるか?が大切なところ。彼女もまじめにレッスンをするタイプ。なのに自分が直すべきところを頑固なまでに直さない、いや直せない?。。。ここが難しいところ。多くの人がおんなじかもしれないですが、直してるつもり、に陥っていて、ビデオを確認すると、あ!と気づき、そこだけゆっくりしたり、分解してやるとできるけれど、いざ踊りの中になると、自分の癖が前面に出てきてしまう。。。ただ以前よりは成長しています。以前より早めに気づき、気をつけながら踊れるようになってきてます。でも、私はもっともっとを求めてしまうタチなので、彼女にももーっと頑張ってもらいたいです😎
最後はジゼルさん。
グランドチャンピオン大会で大きく変わった彼女。あれから1ヶ月しか経っていませんが、いい状態の時もあれば、うーんとなる時も。。。でも、以前と変わったのは前向きになり、逃げ出さなくなったこと。何度も指導途中に彼女の心が折れてこれ以上やってもダメだーと思ったことがありましたが、それが無くなりつつあることが、本当に大きな進歩。自分をコントロールする術を少しずつ身につけてきました。
舞台ではあちゃーと思うところもありましたが、一皮向けたジゼルがそこにはありましたよ✌️
で、それぞれの結果
サタネラくん12位
リーズさん 2位
エスメさん努力賞
パドトロワ第3さん奨励賞
フロリナさん7位
メドーラさん奨励賞(芸術点は9位!あともう一歩だ!)
スワニルダさん努力賞
ジゼルさん7位&陳建国審査員特別賞!&矢頭早弓審査員特別賞!
陳先生の特別賞は昨年いかせてもらった中国の公演&ワーク!2020年とのことで来年の楽しみもできましたね。
そして矢頭先生のはロシアの公演!!!これすごく行ってきて欲しい〜と願っていたのでかなり嬉しいです😆この夏の彼女のますますの成長が楽しみです!!
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そして私は優秀指導者賞いただきました
❤️
最後に審査員の左右木先生とリーズさん❤️
前日のワークではジゼルさんが受けに行き、またベルリンにいる生徒さんは、左右木先生の特別賞でキーロフに昨年いかせてもらって海外でやっていく強さを学ばせてもらった恩人でございます🙏スタジオの垣根を越えて、ダンサーの可能性を見出してサポートしてくださる先生方、そしてJBCに大感謝です。
エントリーした8名の生徒さんのことを考えサポートしているのは私だけじゃなく、保護者の方、審査員の先生方、JBCのスタッフの皆さんなど多くの方がいらっしゃることを絶対忘れずに、これからも精進して欲しい!そう強く願っております。
これからもガンバロー💪
追伸 翌日忘れ物も東京から無事戻ってきて、少しずつ日常が戻りつつあります(^◇^;)気を引き締めてこれからも頑張りますので、ご愛顧のほどよろしくお願いいたします🙇♂️