10月22日から27日まで尼崎にあるアルカイックホールにてYAGP2020日本予選が行われました。
昨年PC部門2名初参加し、YAGPのすごさに圧倒されたまま終了という感じでしたが(昨年の様子はこちら)今年はPC部門3名、シニア部門1名がこの素晴らしいコンクールにエントリーすると手を挙げてくれました🙌

では初日22日の様子から。
まずPC部門のスカラクラスからスタート。
朝一番から舞台上でセンターレッスンから始まるのでなかなか大変。
そして受付に長蛇の列。。。そして列に並ぶダンサーたちのスタイルの良さに圧倒されてしまうという感じになりますが、それをわかってエントリーしているので気にしないように気にしないように^^
受付があいたら急いで荷物を置くスペースを確保して、用意してステージに1名送り出しました。
昨年の様子を昨年の参加したメンバーから聞いていたので、ちょっとは安心していけたかな?
1名が終わると第2陣の2名が入れ替わりでステージに入ります。
出てきた生徒さんは、次のVa審査に向けて段取りを決めました。
待ち時間も長いコンクールなので、この時間をどう過ごすか?調整する能力も試されています。どれぐらい練習したら、舞台上でピークになるのか?を考え、周りに流されず自分のペースをつかむこと。すごく大切なスキルかな。
初参加だったので、今スカラクラスで舞台の広さとかを感じたと思いますが、客席から見るとどんな感じかがわからないと思ったので、最初のブロックの審査を少し見てから体を作ることにしました。
本当に素晴らしいホールなのですが、やっぱり緊張しちゃいますね。
客席に座る彼女の横顔は楽しみなんだけれど、ちょっと固まっていたかな!?
元気印の4年生ですが、やっぱりまだ幼い。けれど、ここにエントリーしようと決めたのだからしっかりやり切るためにも頑張らないとね。
最初の数人を見せてもらったら、楽屋に戻って練習を開始。
これまでに習ってきたことをしっかり確認しているうちに、あんなにあった待ち時間があっという間に過ぎ、とうとう出番に。
さ、あとは頑張るのみ!!!
客席から応援します。
まだまだ甘いつま先、お膝、肩・・・(;^_^Aそりゃ数えたらきりがないですが、この大きな舞台を小さな体で端から端までよく使いきったなと思います!!!!彼女のいいところは、本当にバレエが好きという踊り方。もちろんこの大舞台、超緊張状態で彼女のいいところがすべてできった!とは言い切れないんですが、何事も経験だし、この経験をこれから長いバレエライフにつなげてくれると思います^^がんばったね!!
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その後、シニア生徒さんはジョンクラのタデウス先生のワークを受け、Va審査受けた生徒さんともう1人の生徒さんはロゼラ・ハイタワーのパオラ先生のワーク、もう一人はジョフリーのキャレン先生のワークを受けました。
初日・2日目のワークショップは事前申し込み制で、昨年に引き続き壮絶な申し込み争奪戦。。。3人ともパオラ先生のワークのはずだったのですが、争奪戦に敗れ(;^_^A、後日敗者復活戦のようにキャレン先生のワークが申し込めたのでセーフ・・・。キャレン先生のワークはジュニアも混じっているので、結構アンシェヌマンも複雑でしたが、PCの生徒さん、がんばってくらいついていました。彼女は昨年YAGP参加して、こういうところをしっかり学んできたと感じます。ワークショップの受け方はとてもよくなっています。(できたかどうかは別としてね。まぁそれは練習あるのみよ。)いろいろな先生のワークを見せてもらうと、やはりこの学校が何を生徒さんに求めているか?という軸を感じます。もちろん正しいテクニックのための基礎をベースにしていますが、その向こう側というか・・・。
ただ漠然と海外でバレエを学びたい、というのではなく、ここの教育方針が自分のスタイルに合うから目指したい、そういう目を目指している生徒さんには持ってもらいたいなと感じました。
最後はPC三人娘はカルロス先生のコンテのワークショップに。
昨年参加した時はコンテなんてほぼやったことないという感じで、やはりコンテの練習はこれから絶対必要!だったので、最近はコンテの先生もお呼びし、みんな取り組んでくれているので、まずまず。ただ、振りを覚えるのが大変だったようですが、楽しんでアマゾンの狩人になっていました( ̄▽ ̄)

23日はPC2人がVa審査。昼からだったのでゆっくりめに会場入りしたら、荷物置き場がない・・・。なんとか隙間にいれてもらって支度を開始。この2人はアップをするペースが違うので、最近しっかり自分たちのペースを意識して、それぞれの時間にあわせて準備することができたと思います。1名緊張するとトイレ行きたくなる問題も含めてね( ̄▽ ̄)
1人目さんの審査では、Vaをきっかけ有りにしたので、私も袖に入れてもらうことができ、どんな雰囲気でエントリーしている子たちが待っているのか?を体感することができました( ̄▽ ̄)いやーなかなかの緊張感です。簡単なきっかけ出しでも結構緊張・・・。袖から踊る姿を見ましたが、おーというところとあれーというところの混在・・・(;^_^A最後はなんとか持ちこたえた・・・。まぁ舞台は生き物ですから・・・というところでしょうか。。。でもよく頑張った!
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終わり次第、衣装の背中をほどいて、次に向かわせながら、私は次の生徒さんの審査を見に客席に猛ダッシュ!!!
(コンクールの引率をすると、袖から客席に往復することが多く、またその会場にもよりますが、階段が多くあるとその上り下りがすごく、結構それで筋肉痛になる・・・(笑))
さぁどんな風に踊ってくれるのだろう?
ほんとドキドキしながら客席で祈るような感じでいると、袖から小さな体で大きく見えるようにセンターへ走ってくる生徒さん。ダイナミックにダイナミックに。でも丁寧なところは丁寧にしようとするのが伝わる。こちらもまだアームスのラインの修正や動かし方、ピケピルエットアンデオールのプレパレーションの雑さ、最後は場所どりが・・・となっておりましたが、彼女の場合は緊張せず踊れたということなので、この大舞台で平常心で踊れるタフさを学んでくれたんだと思うと嬉しかったです。
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その後最初の審査を終えた子は・・・コンテ部門へ衣装チェンジ。今年から増設された部門なので、エントリーしてみようとチャレンジしました。メイクなどをチェンジしたら客席に移動してまだ続くPCクラシック部門を少し堪能しに客席に・・・。彼女の場合は体を動かしすぎない方が調子がいいとわかっているので、ここまできたら見守ることに。ほかの参加者はリハ室でしっかり練習している中・・・。もちろん彼女は、その分やっぱり練習不足が体にも踊りにも出ているのも否めない。けれど、長いバレエ人生周りはもうしっかりお膳立てはしてあるので、あとは本人がやると決めない限りダメ。やらされているバレエ人生なんて絶対成功するわけないし、長いバレエ人生で挫折することだってあるから、その時絶対逃げることになるのがわかっている。だから彼女の場合はあえて見守る。最近彼女の中でも少しずつ気が付いてきているし、そろそろ世界とつながることになりつつあるので、あと1・2年ですごく化けると思う。なので今はさなぎ。自分で殻を破るまで待つ。
コンテ場当たりを終え、袖に見送り、客席に。
最初から審査を見せてもらいましたが、いやーレベル高すぎました。。。。
この中で踊り切っただけでも、あっぱれでした!!!ちょっと動き乱れてしまったところなどありましたけどね。。。(^◇^;)
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クラシック審査のみの生徒さんはこの後コンテのワークショップに!
初日のコンテの先生とは違うカリーン先生のワークショップで、やっぱり先生が違うと全然内容が違う!カリーン先生はパワフル・エネルギッシュですごい。。。
コンテ奥深い・・・。クラシックも奥深いから、ほんと指導者は死ぬまで勉強・・・。頑張ります!!!

3日目24日はシニア部門の中3の生徒さんの審査からスタート!彼女が6年のころうちのスタジオがまだ開校1年目のころ一度YAGPに出場しないか?と打診したことがありました(今よりもっと何も知らない当時の私が引率していたらもっと大変だったに違いない・・・)結局その時エントリーせず、彼女ともその後一度さよならして、今年の1月の終わりごろに再会した時に出た言葉が「YAGPチャレンジしたい」。うれしかった・・・。あの時チャレンジできなかったことが時を経て実現できる。。。バレエの神様はきっとその時ではなく、今彼女と私はYAGPをチャレンジして学ぶべきなんだということを伝えてくれているんだと思いました。再会してまだ1年経ってないので準備不足は否めないですが、少しずつ変化していく彼女が今持てる力を発揮してほしい気持ちでサポートしました。
シニア部門のスカラクラスはなかなか難しかったようで、PCの生徒さんから聞いていたものの、やっぱり実際やってみると戸惑うこともあったようでしたが、その後約5時間後に場当たりというこれまたモチベーションを保ちながら過ごさないといけないという大変さでしたが案外あっという間に時が過ぎ・・・。
いよいよ審査に。
音先なので客席にて鑑賞。
事前ワークショップでモナコのルカ先生にもVaレッスンしてもらい、習ったことをできるようにと頑張ってエトワールらしく小走りになったりせず優雅に歩き・・・。斜めのアチチュードターン1回目はまずまず。さぁ2回・・・目!?どうした!?そんなミスあんまり見かけなかったのに・・・。そこからかなり表情が固まってきて、優雅になるかないといけないのにちょっとこわばっている感じの歩き方になり・・・。アンデダンは崩れすぎることはなかったものの、5番プリエのポジションの甘さや床のとらえ方などがちょっと。。。などなどありましたね(;^_^A
すぐに裏に行って話を聞くと、き・緊張した・・・と。
初めてです。
彼女はいつもクールで、緊張した?と聞くと、全然。と答えるたちだったのに。。。
やはりYAGP( ̄ー ̄)
何事も経験ですね。
そして、緊張したということは、やっぱりこの舞台で何かしらやり遂げたいという強い強い思いがあったのでしょう。舞台で失敗するということは誰もしたくないし、しないために練習をいっぱいしているのですが、でも、いろいろな経験をすることで絶対にプラスになる。まだ中3.されど中3。いろんな進路を考える中、バレエと向き合っていこうと決めた今、彼女のバレエ人生はスタートしたばかり。やろうと決めたときが一番いいときだから、これを機に彼女はどんどん変わると信じています。来年も出る!と楽屋で早速言ってましたし、燃えてますね( ̄▽ ̄)最年少シニア部門よく頑張りました!
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シニア部門頑張っている中PC3人娘はベルリンのマレク先生のワークショップを受けていました。最後の方だけちらっと観に行きましたが、ずっとバーしていた模様。基礎の大切さを十二分に感じましたかね?

その後はシニア女性部門を鑑賞し、レベルの高いお姉さまたちの踊りを堪能させてもらいこの日は終了しました。

ちょっと話はずれますが・・・。
コンクールで上位に入っている素敵なダンサーの先生から、おみかんの差し入れをいただきました( ̄▽ ̄)なんかほっこり❣️去年は右も左も知らない状態で小さくなって過ごしてましたが、あれから一年経ちコンクールで出会う方も多くなり輪が広がり、競う場なんだけどスタジオの垣根を越えて仲間意識も芽生えすごくたのしい雰囲気。素敵なことです。貞松先生もコンクールの表彰式でお話しされていたように、仲間と切磋琢磨する環境がコンクールにはある。全てはバレエの上達に繋がるんだけれど、人間としての成長を促進してくれる。ありがたいことです^_^ごちそうさまでした!

4日目25日はPC部門の結果が発表される日!昨年はお昼過ぎに出ていたのに全くでない。。。全員ワークショップのみの1日でしたが、そわそわしながらもしっかりとレッスンしてきてくれました。結局結果は夜の10時ごろ。1名が通過しました。

5日目、PC決選。朝から再びスカラクラスを受けました。スカラクラスを終えても全然出てこない。。。すぐに場当たり始まるのに。。。なんだろう?と思っていると、残されてメディカルチェックを受けていたようです⭐️帰ってくるなりすぐに用意を始め。。。いざ。
出てきて、最初の動き出し、えええええ?!そこつまずくー!?あちゃーとなり、うーんというところとよく頑張ったなというところとありました(^◇^;)踊り終わって聞くと、緊張した。。。やっぱり緊張するよね。参加する者全てがすごくすごく気合い入っているし、彼女も普段は飄々としてるけれど、やっぱりこのYAGPにすごく考えるものがあるのがよく伝わりました。失敗してしまったことは悔やまれるけれど、でも心身の成長が去年から見られて良かったと思いました^_^お疲れ様!
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と、ほっこりしている間も無く、すぐコンテのワークショップ!!!カリーン先生のワークショップにみんな魅了され、エネルギッシュでエモーショナルで見学していても楽しめるし学ぶことが多く、早くこの感じを次の作品に生かしたいなと😎

6日目最終日!!!シニア部門さんも残念ながら予選通過できなかったので、この日はワークショップに参加できるところ、あえてシニア決選を見学し、来年に向けてどうしていくかを考える時間に。PC2名はしっかりワークショップを受け、1名は見学や審査を見て最後まで学びの時間を過ごしました。
私は男子部門をみて、コンテワークショップを2つ見学。
ありがたいことにうちにもボーイズがレッスンに来てくれているので、しっかり彼らを指導するためにも同年代のボーイズの頑張りを勉強させてもらいました。当たり前ですが年齢が上がるごとに身体が出来上がり、15歳でもすでに男性のプロ!!!!という感じ⭐️テクニック迫力素晴らしかったです。うちのボーイズもいつかここに立てるといいなぁ😎
コンテは別の先生のものだったので、本当に違う。作風が全然違うのでほんと好みも分かれるところ。ダンサーはどんなリクエストにも応えられる適応力が求められるなと。ただ、バレエ学校の選択と同じように自分がどのようなダンスがしたいのか?ということをしっかり考えること、どのような表現者になりたいか?ということを考えることはとても大切かな?と私は思いましたし、私は生徒さんたちにはそうなってほしいなと。受け身じゃなくて能動的。自分をしっかり持って表現するダンサーになってほしいと。
全ての審査とワークショップが終わった後、ステージではカンパニーオーディションに向けての話がありました。
まだまだ先の話ですが、各バレエ団によって求める人材は違うのでしっかりリサーチをすることを強く推奨されてました。このご時世、リサーチしやすいですし、そりゃ当たり前ですよね。企業に就職活動するのと同じ感覚でやればいいということですね。昔はバレリーナ、バレエダンサーはクラシックのみ求められてましたが、たくさんのユニークなカンパニーが出てきましたから、身長の高い低い関係なく、体型が細すぎず、どんなジャンルでもこなせることがやはり求められてるなと。こうした世界の情報が手に入りやすい時代だからこそ、早く情報をキャッチしてそれに対応していく能力が指導者も求められていると強く感じました。頑張らねば。

その後、出場者全員がステージ上に上がり表彰式✨幕が上がると、1つのショーの始まりのようで客席にいても気分が高揚します⤴️きっとステージ上だともっと楽しいに違いない😎幕が上がる前からキャーキャー言ってるのが聞こえてましたし。
審査の先生の紹介やスポンサーの紹介の後、順位発表。
そこでなんとPCコンテTOP12とクラシックTOP12に選出😭
コンテは他は特に素晴らしい振付家の作品の中、そしてレベルが高い中で、私の作品でこんな名誉な順位に選ばれるとは思ってなかったのでとても嬉しかったー❣️
クラシックもあんな(^◇^;)ミスの中認めてもらえてありがたく🙏
そして最終、コンテは3位🥉🎉
ひええええええええ(^◇^;)
ほんと、驚きと喜び。
これから振付家として自信を持って作品を発表していける笑
1番よかったのはきっと彼女のことを見ているので彼女の良さを引き出しその場その場で振りを変更するなどしながら2人で構築していけたことだと思います。
私が作品を作るときは、もちろん音楽からくるインスピレーションもありますが、それよりも生徒さんのいいところを存分に見せられるものから音楽とのマッチングという手法をとる場合があり、今回の場合は彼女の良さをとにかく全面に出したいということを考えて作りました。タイトルも時の流れを経てという意味で彼女がどんどん成長していく様を動きで表現したいと。なのでこの作品未完成でまだまだ進化していく感じ。私自身もこの作品を通して成長していけると思ってます。
あーかなり嬉しい😎
その後スカラの発表があり、ベルリン国立バレエ学校およびオーストラリアンバレエスクールのスカラシップをいただきました🙏
昨年は決選通過するのがやっとって感じでしたがここまで成長してくれました。私自身も成長したと感じた瞬間でした。
うちのスタジオはこのように指導者の私自身がまだまだ未熟です。ですが、そんな私のことを信頼してバレエを習いたい、上手くなりたいと来てくれる生徒さんがいる限り、私はがむしゃらにみんなのために全力疾走してなんとかしたいと思ってます。頑張って勉強し続けるぞー✏️

最後にみんなで記念撮影📸
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みんな6日間で一回り大きくなったね。
お疲れ様でした^_^
そしてこの6日間の裏には保護者の皆様、そしてスタジオのみんなも4人のことを陰ながら支えていてくれたことに感謝しなければならないです🙏ほんとうにありがとうございました🙏🙏🙏