夏のコンクール前半戦最後のNAMUE京都の決選日を迎えました。
昨日と違って朝一で入りになり、すぐに場当たり、本番となるので前半部門のグリーンエスメさんには先にスタジオでアップしてから会場入りしてもらいました。
たくさんアップしてうまく踊れる子とアップしすぎて疲れる子がいます。本番の時に自分が一番いい状態に持っていくことが舞台にでるからには必要な調整能力だと感じます。
昨日の教訓から楽屋には1人をのぞいて!?迷子になることもなくスムーズに移動し、準備開始。
グリーンエスメさんは最後の最後で振りを変え落ち着いて踊り切れるようにしました。
以前の彼女なら昨日の失敗から焦りの顔が出ていましたが、この日はとても落ち着いていて成長した感じをみました。なので、振りを変えることもきちんと飲み込めて、私の話を落とし込んで聞き入れられていました。いいオーラがでてました。
出番を迎え、しっかりと踊りきれてました。予選のようなことはなく(笑)きちんとルベランスまでエスメになり切って袖に入ってくれました。
次はオーロラ第3幕さん。逆にこちらは昨日のミスをちょっと引きずっているよう。リハ室でピケの調整をしながらもなんとなく緊張が勝っているような。。。
出番を迎え出方はまずまずいつも通り。後半の斜めに進むところのバランスから少しずつ焦りの感じが出てきてラストに向かうアラベスクの軸足に力が伝わり切らず、なんとなくがくがくした感じに・・・。最後のピケはやはり気持ちが負けてしまってました。。。もちろんダブルを回ったから得点が高いとかそういうスポーツではないので、たとえシングルでもオーロラ姫になり切って、バレエが求めるものをきちんと表現できていればいいのですが、心の迷いが見える踊りでしたね。難しい踊りなのでたった2分の中で自分ではなくオーロラとしてい続けられるか?が大切なこと。まだ夏のコンクールはエントリー続いているので次に向かってやってほしいです。
最後はピンクエスメさん。
昨日よりももっといい踊りを見せるといっていた直前にまさかの腹痛。もしや移った!?という感じになってました・・・。とにかくやり切ると蒼い顔して出番を迎えてましたが、この子も根性あり。出てきたら本当におなか痛い子か?という感じで踊ってました。昨日うまくできなかったところをすべてクリアし、今持てる力はきちんと出たと思います。入ってくるなり顔面蒼白でしたが・・・。
が、この人の腹痛は空腹によるもの?緊張?からくるもので、結局回復してくれてホッとしました。
次中学生部門。
まずはアレキくん。
さぁ昨日激を飛ばされたことをちゃんと理解できているのか?と見守ってましたが、やっぱり出番前までちょっと理解できていない様子だったので呼び出してもう一度気合を入れなおしました。先生は教えてくれないといってましたが、聞く耳持たない人には教えても無駄だということを言うと、ちゃんと聞くのでアドバイスくださいといい、プリエの甘さを指摘しました。やるべき時に力を発揮して結果を出すことが今の彼にとって必要なことです。1年知らない土地でレッスンを積み結果どうなって帰ってきたか?行かせてもらえたことをしっかりと発表しないと、行かせてくださった方々へのお返しもできないし、これから彼の背中を見て成長していくバレエボーイズたちへのエールにもならない。最初は自分のためだけに踊ることからスタートしたとしても、今の彼のポジションは自分のことだけを考えて踊るのではなく、自分のことを見てくださる人たちのために踊ることを要求されてます。そのためにどう出番まで過ごすか?通常レッスンの仕方から舞台直前までの過ごし方もとても大切です。それを肝に銘じさせていざ出陣。
気合入れなおしてくれました。ザンレールの着地は少し乱れたものの、持ち直し、ピルエットのコンビネーションはきちんと決めてくれました。最後のピルエットまで役になり切って踊れたと思いますよ。この踊りを前日・前々日も見たかったんですけどね。。。そしてもう一息ザンレールの練習、ピルエットのプレパレーションの癖と向き合って直すこと。素直にがんばれ!
エトワールさんは昨日最後のアンデダンをあきらめてしまっていたので、今日こそ練習通りに回りたいと心に決めてきてくれてました。出だしはまずまず落ち着いていましたが、斜めのアチチュードターン。ここは必ず自分が好きなところに足をつくのではなく、もう場所が決まっているのだからそこに突き刺すこと、と言っていたけれど、やはり1回目は癖で右に外して軸が取れず、袖でこっちだーーーーー!!!といっていたのが聞こえたかどうかはわからないけれど2回目はきちんとできていました。私はその時袖を移動中足場にくるぶしを強打し痛いのなんの(;^_^Aさて問題の最後のアンデダン。1回目、きれいに決まったにも関わらず、心がふわついているのが足に伝わってきてました。2回目3回目とやはり落ち着きがなくなり・・・。最後は痛恨のルベランス忘れ(;^_^A気持ちの落ち着きがないのがばれてしまいましたね。。。
オーロラ第3さんもエトワールさんもすごくいいもの持っているんですよ。
あとはどんな時でも平常心で心の強さを軸足に伝えることができるトレーニングをしないと、やはり輝きを失ってしまいます。
各コンクールによってすこーしずつ審査で重きを置いているところが違います。私が思うにNAMUEは舞台人としてのパフォーマンス能力の高さを求めているところがあるなと。舞台照明もきちんと当ててくれているし、舞台として成立しているか?を経験豊かな審査員の先生方が見てくださってます。だから心の迷いはやはり手に取るように見えてしまいますから、パフォーマンス力が低下します。
さぁどうすればいいか?それは・・・。企業秘密(というかもう答えは書いてありますが)
中学生最後はキトリの友人さん。
念願の予選通過から、やはり欲が出てきますね。しっかりとミスなく踊り上を目指すこと!!!
それでいいんです。やっぱりそうこなくっちゃ。
リハ室でも入念に練習し、いざ初決選の舞台に。
落ち着いて踊れてましたが、やはりピケのところを緊張して回れなかったりしましたね。最後はきちんと決めてくれていました。
出来なかったことの悔しさもあったでしょうが、なぜできなかったのか?こちらも心の弱さが踊りに出たと思いますし、彼女の場合はそれを支える脚力がまだまだ不足しています。
心が弱くなっても、脚が強ければサポートできますが、心が弱くなると足の力がいつもよりも弱くなります。そうなったときに踊り切れない。もちろん心を常に平常にしておくことも大切ですが、人間だから心がぐらつくときだってあります。それを助けてくれる確かなバレエテクニックが踊りを完成に導いてくれます。
だから普段の練習がとても大切。
舞台で上手に踊りたかったら、普段の練習でバレエテクニックを磨くこと。
これがわかるようになったのは私も大きくなってからなんだけど・・・。だからみんなが舞台やコンクールで踊りたいという気持ちはとても分かるけれど、早くそれに気が付いて自己満足な普段の練習ではなくて、本当に自分のウィークポイントに向き合って一から素直に体を作りなおす気持ちでやってくれたらなと思います。
最後に高校部門メドーラさん。
昨日に引き続き、まったく回復しない体調・・・。少しは前日より治ってきた感じとのことですが、それでも気力を振り絞らないと動けない感じ・・・。なので昨日同様眠りながらメイクをして支度をして場当たりをして出番を待ちます。動かない体、お腹に力が入らない体にいらいらしながら、昨日できなかったことを何とかやり切りたい、そういう強い気持ちが彼女の身体を奮い立たせてました。そして出番。見事に踊り切れたと思います。涙が出ました。本人もいろんな感情が沸き上がって泣いてました。本来なら自分の力を発揮して踊り切りたかったのでしょうが、振り返っても仕方ありません。この夏彼女はこれから怒涛の日々を送る予定なので、しっかりと体調管理を怠らずに頑張ってほしいです!
チームアッサンブレの戦いは終わり、あとは表彰式を迎えました。
結果。
小学生高学年部門第1位+リゾートトラスト賞(ピンクエスメ)&7位(グリーンエスメ)
中学生部門第1位(アレキ)+モスクワ国立舞踊アカデミー(ボリショイバレエアカデミー)入学権利およびノヴォシビスク国立バレエ学校留学権利
おめでとう。
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よくがんばりました。
うれしかったもの、悔しかったもの、それぞれの思いがいっぱい詰まったコンクールとなりました。
これがゴールではなく、ここからが勝負。
前を向いてこれからも突き進んでいこう!!!!
長丁場お疲れさまでした!!!
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明日から気合入れて行くわよー🏃‍♂️