毎年エンゼルハウスで行われていましたが、エンゼルハウスがなくなったため会場が変更され、またこの感染症拡大のせいで決選のみ、ワークショップもなくなり、とても規模が縮小されてしまいました😭。。。観覧も関係者のみ、またそのブロックのみしか見られず、密にならないように厳重に管理されていました。
でも、本当にこの状況下で開催していただけるのは、舞台を必要としているダンサーにとって本当にありがたいこと🙏。。。いまだ先が見えない中で舞台で踊らせてもらえる喜びというのはかけがえのないものです。
そしてなんといってもこのコンクールのよさは審査員の先生方の直筆ジャッジシート✏️
点数や5段階評価だけでなく、ピンポイントなアドバイスやコメントをいただけるので、本当に参考になります。後日郵送してくださるということなのでとても楽しみ❣️
では早速備忘録✏
22日1日目は小学2年生以下部門フロリナちゃんと、小5・6年生部門パキータさんが出場。
でも、出場ブロックが離れすぎていたので、フロリナちゃんは朝一、パキータさんは夜という出番だったので、2人が会場で顔を合わせることはありませんでした( ;∀;)
さてフロリナちゃんから!
彼女は2回目のコンクール。
前はたくさんのアッサンブレ仲間と一緒に楽屋入りしていましたが、今回は1人だけ。
先生と2人になるので結構緊張している・・・。
と思ったので、よく様子を見ながら支度をすすめます。
初めての会場だったのでリハ室の場所がわからず、やっとわかった!と思っていくとなかなかのこじんまりスペース・・・(;^_^Aでも気が付いている人がいなかったので、ほとんど人がいないので、ちょっと落ち着いてストレッチしたり、踊りの確認ができました。
そして場当たりに!
2ブロックにわかれてされていました、が!
フロリナはやはり多く、同じ場所からスタートし、同じ場所が大混雑・・・。
練習したくても人が多すぎて、やりたいことができない・・・。
自分ができないことを含めいろんな感情から涙がポロリ😢・・・
私のところに来ましたが、ここでやるかやらないかは小さくても彼女が決めることであって私が決めることではないから、どうする?やめとく?と聞いても反応がなく、やる?と聞くとうなずき、また舞台に戻っていきました。
短い場当たり時間の中、彼女の中でいろんな感情が交差しましたが、しっかりと持ち直し、一つ成長したと思います👍
逆に私の方がドキドキが増してしまいましたが(;^_^A
そして、出番。
指導者はきっかけがないと袖に入れないので、ちゃんと出てこれるか心配してしまいましたが・・・。
番号と演目がコールされるとちゃんと出てきたー!!!(当たり前だーーー(;^_^A)
もうそれだけで合格だー!と思ってしまいましたが😅
少し緊張して硬い感じもありますが、丁寧に最後まで踊り切れていました。
迎えに行くとやり切った顔をしていた彼女がいました。
お疲れ様❣️
次にパキータさん。
受付から場当たりまで1時間しかないこと、フロリナちゃんの時にリハ室を見て狭いことを知っていたのでおそらくそんなに動けないだろうということで、淡々と支度し気になるところだけ確認して場当たりに。
最近このバリエーションを踊ったのは1ヶ月前。その後バリエーションチェンジしたあと、学校行事やらでレッスンできていないことが多く、またこのバリエーションの練習はほとんどできておらず(;^_^Aでしたが、1か月前に踊った動画を確認し、前回できなかったところ、改善したいところを中心にやることを考えてました。
が!
床が思ったより滑らない?というか引っかかる😅?
なかなか床の状態に苦戦し、スペースの使い方にもその舞台舞台で大きさや見え方が違うので考慮して時間を有効に使えたと思います。
そして本番。
きっかけだしがあるので袖で鑑賞。
最初のピルエットのプレパレーションがうまく入れず若干直してからはいったこと、場当たりで確認はしたものの、もう少しスペースを広く使うためにどこまで走っていくかの場所どり、最後のシェネの粗さ(;^_^Aがちょっと惜しかったかな🤔
踊るたびにいいところは増えているし、どう踊りたいか?どうしたらよくてどうしたらよくないか?を体の感覚として蓄積できつつあるので、これからも精進してほしいと思います👍
お疲れ様❗️
感染症対策のため、出番が終わったらさっさと退出ということだったので他の参加者の演技も見ることなく会場を後にしました。
これだけがちょっと心残り・・・🙍♀️
2日目!
中3リュシアンが参加。
でも出番は夜8時過ぎ😅
なので、スタジオでみんなとレッスンしてから支度をして出発します🚙
リハ室ではほぼできないと踏んでいたので( ̄▽ ̄)
会場に到着すると、よくコンクールでお見掛けする上手なバレエボーイズの姿が!
それにたじろぐ中3ボーイ(;^_^A
ごにょごにょ用意をすすめますが、緊張で顔も引きつってきてました(;^_^A
そんな彼に喝を入れつつ、リハ室使用は無理かなーと思いながらもリハ室を覗くと誰もいない!
ラッキー!
なのでそこで最終確認をしました。
すると他の参加者も数人来られて、またちょっと固まる(;^_^A
ということをしているうちに場当たりに。
みなさんお上手だし、やるぞ!という気迫が全員から感じられ、自分もなんとか頑張りたい、くらいつきたい・・・という気持ちが芽生えていたのが感じられました。
よしよしいいことだね。
そして出番。
音が鳴り登場。なかなか良い感じ。
最初のキャブリオーーーーーーーール!?
張り切りすぎて体勢崩れている~(;^_^A
そこから顔が引きつりだし、ピルエット・・・(;^_^A
斜めのジャンプの着地?
緊張がマックスになっている・・・
最後のピルエットは・・・
お!いい感じ。
フィニッシュもいい感じ。
ルベランスをして
・・・入り方。。。。もうちょっと男らしくかっこよく入っておくれーーー(笑)
という感じでございました(;^_^A
前回コンクールに出たのが1月?そこでも踊りのしょっぱなミスして顔面蒼白で最後まで・・・でしたが、今回は最後はきちんと持ち直していることや、基礎力が上がっている(テクニックはまだまだですが、正しいポジションから入ることや、パワーだけで踊らずきちんと踊ろうとしている姿)がしっかりと見て取れたので、許しましょう(笑)
男性部門だけ高校生部門まで見せてもらえたので踊りを堪能させてもらって会場を後にしました。
お疲れさまでした❗️
結果は次の日HP上で発表され
フロリナちゃん12位
パキータさん1位およびTANZOLYMP2021(ベルリン国際バレエコンクール)参加権、Vienna International Competitoin2021(ウィーン国際困コンクール)スカラシップ、はつかいち国際バレエコンクール全額スカラシップ
リュシアンくん5位
でした。
全員入賞させていただきました。おめでとう㊗️
今回は表彰式がなかったので、貞松先生のお言葉がいただけないこともかなり残念でした。
毎回のコンクールで感謝の心を忘れないようにとお声がけくださる挨拶が本当に心にしみて、定期的にそのお言葉をいただくだけでやはり忘れかかっていた気持ちを引き締めてくださる大切な時間だったのですが・・・。早くみんながもっと安心してのびのびとできる日が来てほしいと切に願っています。
このような規模が縮小された中のコンクールでしたが、3人ともまた1つ成長してくれたことが何よりうれしかったです。やっぱりコンクールに出場してくれてよかったと思ってます。
小2フロリナちゃんは涙する場面もあり、また小さいうちからコンクールが必要かどうかという考えがあると思いますが、私は必要だと思えば必要だし、いらないと思えばいらないと思います。
じゃあなぜ私が彼女をコンクールに出したか?というとコンクールという場であってもなくても舞台で踊ることでたくさん学べることがあり(特に今舞台で踊ることが少ない状況なので。特にメンタル面に学べることが多く、メンタル面での変化がフィジカルのパフォーマンスに大きく影響してくるので)、また同年代のがんばりを見ること、目から生の情報、肌で雰囲気を感じることで彼女に刺激を与えたかったからです。コンクールはかなり刺激が強いものなので、彼女にどのように影響を与えるか?をよく熟考して判断しています。うちではバリエーションは通常レッスンにプラスアルファになるので、踊りこみが小さい子たちは特にできていないと思います。基礎だけでは踊れませんが基礎がないと踊りの質、その後の伸びが変わります。まだまだこの先長いのでこの小さいうちにバリエーションがその時ばっちり踊れなくても、この時にコンクールに出て感じたことがやがて彼女の力になると思ってのことです。あんまりバリエーションばっかり踊っていると左右差も出てくるし、バレエの醍醐味であるみんなで踊ることがおろそかになりますからね。そこもとても重要なことなのでバリエーションはオプションです。また彼女はご両親もお兄ちゃんもかな?優しくサポートしてくださっているので、きっと大丈夫。身近な人のサポートというのはとても力になります💪
小6パキータさんは舞台になれて来ましたので、どのように踊りたいか?をコンクールに参加するときに得られるいろんな刺激情報の中から上手にチョイスできるようになってきました。人と競うということではなく、自分に足りないものを持っている人からいいものを得ようとして自分を高めていく感じ。またどの舞台でも落ち着いて踊る精神力を付けてきています。
中3ボーイは、この舞台でやってやるぞ!という気持ちが舞台で芽生えて(ちょっと空回りしたものの(;^_^A)、そういう人から場所から刺激をもらって自分を高めてくれたことが絶対参加してよかったと思ってます。
バレエは芸術です。
スポーツじゃない。
もちろんコンクールなので、その時その時の出来不出来、また審査員の先生方の好みなどに採点が分かれ順位がついてしまいます。
が、その順位に左右されるだけじゃなくて、コンクールに出ることで学べる・得られるメリットがたくさんあるので参加できるレベルに達した時、出てみたいなと思う人は出ればいいし、いややはり出る必要がないと思えば出なければいいと思います。出なくても何もレッスンは変わらないですしね。
その時その時をしっかり見極めて、今何ができるか?そしてその今がどのように未来をつないでいくか?を考えながら取り組んでくれたらなと思ってます。
今回の3名はそれぞれにしっかりとこのコンクールに参加して得られたことがあったと思いますよ^_^
これからもがんばって👍