今年もやってきました、YAGP❗️
本当に本当にすごいコンクール。
出場者のレベルの高さ、ワークショップの質の高さ。どれをとっても素晴らしい。。。
ただ、今年は審査員の先生方が来日できない状態でどのように開催されるのか本当に心配しておりました。でも、昨年せっかくつかんだ夢のNYファイナルもなくなり、来年こそ!と意気込んできましたよ。もちろん・・・昨年いただいたのもただその時本当にうまくいっただけと思えるほど、まだまだ皆さんのレベルに到達できていないのは十分承知の上ですが(;^_^A
PC1名(クラシック&コンテ)、JR2名、SR2名、バーチャル1名、アンサンブル部門6名チャレンジしました!
だってチャレンジしないことにはチャンスはつかめないから。
何事も行動してみないとわからないから。
(ただもちろんある程度しっかりとやれる子たちしかやはりチャレンジはできないコンクールですが。。。)
夏に要項が発表され、このご時世のためのプランに加え、シニア部門の審査方式の変更が重なり、なかなかタフなコンクールになりました。
まずは動画作成。。。
審査員の先生がおそらく来日できないことを踏み、オンラインでの審査になることを予想し、さらにオンラインでつながらなかったときのことなどを考え、事前に作品のビデオ、レッスンビデオ、バリエーションのビデオを用意しておくことが必須となりました。
これがとてもとても大変でした・・・。
そして、10月21日水曜、まずはアンサンブル部門のバーチャル審査が始まりました。
ちょうどその時レッスン中だったので放映されている時間にみることができないなぁと思っていましたが、ちょうどレッスンの区切りのいい時にツイキャスを開いてみると、ちょうどうちの1個前の作品!
小さい携帯を覗き込んで、908バレエスタジオアッサンブレの放映を確認できました!
審査組は会場入りしてから30分という時間しかないので、スタジオでメイクやアップをしてから向かいました。
会場でも少しは確認できるかしら?と思いましたが、地下リハ室はあれどもリノがなく・・・。PC部門はシューズなので何とか板の間の上でも確認できましたが、やはりトゥシューズ組は無理ね・・・。滑るし・・・。
PCさんはリハ室で確認してすぐ場当たりに。
1か月前に踊っているのでなんとなく会場の広さも感覚が残っていますが、照明の当て方?バックの使い方が違う?のか1か月前よりもちょっと場所どりを変えた方がいいように感じてすぐ修正。
よく対処でき場当たりをこなして、本番を迎えます。
走り方、足のあげ方降ろし方、腕のライン、表情・・・。細かく練習を積み重ねてきました。
今彼女の持てる力は出し切れてはいたと思います。
この緊張する場面でのびのびとよく踊れていたと思います!
彼女には本当にいい可能性があります。
容姿はやはり生まれ持ったもので変えられないので、素敵に生んでくれたご両親にはまず大感謝ですね。すごくアドバンテージです。
ただ、同年代と比べるとまだまだ未熟なところがたくさんあります。
ここはその事実を正直に突き付けられるところ。
この突き付けられた事実にどう立ち向かっていくか?がコンクールの素晴らしくいいところだと思います。まず人のいいところをたくさん参考にさせてもらい、自分の良さを引き出し、さらに自分を高めていける場所と私は考えてます。その場所がYAGPはすごくすごくいいところ。
たくさんお勉強できたかな?
次はJR2名パキータさんとエスメさん!
JR部門の一番年齢が下のグループ。
ちょっとさすがに一番上の人たちとの体型差が半端なくて・・・。うちの2名は特にまだ女の子。上の人たちは女性に近く・・・(;^_^A
そんなことを言っていても仕方ないので、とりあえず自分たちの踊りができることがとにかくの目標。
パキータさんは1か月前、あともう少しでその時持てる力が出せている踊りだったので、それをちゃんと超えられるように、エスメさんもこのところ安定して自分らしい踊りをまとめられるようになってきたのでそれがこの大舞台でできるようにと頑張ってきました。
場当たりは2組に分かれていたので1人ずつゆっくりと見ることができ、また場当たり時間もまずまずあったので、特に2人ともピルエットの床の感覚を懸命に練習していました。やっぱりテクニックが決まるか決まらないかで踊れるかどうかが左右されてしまうお年頃なのでしょうね・・・。はやくそこから抜け出して、テクニックの向こう側にある表現を気にしてほしいなと。でもそのためには基礎練習でしっかりと身に着けておかないとそこには到達できないのですが・・・。
さて本番!
パキータさんは最初のところをうまく修正してきたものの、やはりピルエットの着地が荒い、その後のエカルテの足の運び方がうまくいかずと完璧はまたお預け・・・。1か月前に比べて進化した部分もあったので、とりあえず彼女もこの舞台でよく踊れたことを誇りに思います!
エスメさんも少し乱れるところはあったにせよ、大きく崩す踊りはせず、きちんとまとめる力が付きました。昨年PCで初チャレンジした時は表情も硬かったですが、1年で大きく成長したなと感じました。ただ小柄なダンサーなので、しっかり大きく動いて大きく見せることができるようにこの先もレッスンを積み重ねてほしいと客席から見ていて感じました!
2日目はPC及びJRはワークショップ、SRは審査!
PCさんはワークショップを受けたらスタジオに戻って次の日のコンテに向けて自主練!
JRさんたちも無事ワークショップ受講して2日目を終えました。
というわけでSRさんたちがこの日はメイン。
お昼ごろからスタジオでアップし、踊りの確認をします。
シニアさんたちの予選はバリエーションではなく、課題曲が決められていました。
たまたま2名とも同じ曲に当たりましたが、今回は3つの曲のうちから1つ割り振られ、さらにエントリー番号順に5人1組にグループ分けされ、1人ずつソロを踊った後、みんなで踊るという形式になっており。シニア部門がすぐにカンパニーに入って協調性などがあるかなどを見るためとされ考えられた方式ですが、これすごく素敵だと思いました。だってカンパニーに入ってまずバリエーションなんて夢のまた夢でしょうからね・・・。コールドで一糸乱れぬ踊りをすることはバレエ作品の完成度を上げ、お客様を満足させるものになりますから、このような試みはとても素晴らしいと思います!そして、コンクールといえどもやっぱり同じ志を持つものたち。コミュニケーションを無理やりでも取らせて踊りに対して短時間でもチームワークよくやっていくかはとても大切な能力です。
あと!衣装ではなくレオタードに巻きスカートというコスチュームで審査されるとのこと。色形自由。さぁどんなレオタードを選ぶか?セルフプロデュース力が試されますね。
試行錯誤していましたが(;^_^A
というわけでスタジオで踊りの確認をした後、会場に向かいます。会場に入ったら30分しかない中で支度をして、グループで集まって作戦会議などをして場当たりを迎えます。
しっかりと個人で踊るところの場当たり時間とグループで踊るところの場当たり時間をくださってましたが、2名ともその時間のトップバッターのグループに当たっていたので場当たり後、結構すぐに登場するというタフな感じ・・・。
まず最初の生徒さんはまずまずの滑り出し!
課題曲なのですが振付は自由に変更してOKということだったので、彼女が安定してかつテクニック的にもレベルをそこまで落とさずに、また元の振りとそこまで大幅な変更をせず見せられるものにしました。ここもセルフプロデュース力のポイントだと私は思いましたし。うまくこなせていたと思います。
が、ハプニング発生で、全員で踊るところで隣のとても上手な出場者さんが滑って転倒してしまい・・・。焦る顔を隣でしていましたが、何とかつられず最後まで踊り切れました(;^_^A
ハプニングに対しても冷静でいられるか?もきっと必要な能力だと思います。
舞台は生ものなので、何が起こるかわかりませんから・・・。
(転倒した彼女はケガもなかったようでよかったです。袖にいったらこけちゃいました!ととてもさわやかにされていて、なんてすごい子なんだろーと感心してしまいました・・・)
踊り終わって5人で写真を撮るなど健闘を称えあっていてよかったなーと感じました。
続いてのSRさんは初YAGP!いやー、ここに出てみようかといえる日が来るなんてねぇ・・・。これだけでもあっぱれですが、欲深いものなのでここまで来たら全力で踊り切りたい!という想いが強すぎた?もしくはやはりすごい舞台にのまれた?のか、あんなに練習していたのに、自分の始まりの音がどこかわからなくなるという大失態!そこからのてんぱった踊り(;^_^A個人の踊りはもーきっと頭真っ白状態がよく伝わりました・・・。みんなで踊るときにちょっと帰ってきたもののさすがにちょっと取り戻せずフィニッシュ!初YAGPの厳しさを感じたと思います(笑)
感想を聞いてやはり分析通りで、まぁ終わったことは仕方ない。
これから大舞台がたくさん待っていると思うので、それの1つ練習ができたということで。
いやいやよくがんばりました!
3日目はPCコンテ
PC部門だけ、コンテだけでもファイナル選出される可能性があるということが昨年追加されたので、今年チャレンジしてもらうことに!彼女の良さを引き出すかわいらしくタフな踊り。踊りの中でエネルギー切れがまだまだ起こるけれど、通常の生活で結構彼女のエネルギーはあふれているのでその生き生き感を出したくて頑張ってもらいました。朝起きて、もっと彼女の輝きを応援したいと思い、がさがさ家探ししてから、会場に向かう道中で頭飾りのイメージを考え作成(;^_^A会場についてメイクを駐車場の車でして、ほやほやの頭飾りを付けました( ̄▽ ̄)
楽屋に入って衣装にも少しスワロを足し、最後の仕上げ!
私が出来るお手伝いはここまできたらこれぐらいしかなく、あとは本人が力を出してやるのみ!
場当たりも一生懸命がんばりその後審査が始まるまでリハ室に。やはりリノの敷いていないガラーンとして、ポツンと小さなモニターから審査開始の音が。審査員の先生方の動画を見ていると、コンテのみ2名生で審査してくださる先生がいらっしゃることを知りうれしいやら緊張するやら。そして数人のコンテ出場者の踊りを見て、また少しエンジンかけて、袖に向かいました。
1か月前はあまりにも年齢差が大きすぎるコンクールでしたが、今回は同年代。もちろん周りはコンテ経験者ばかりですが、その中でも自分らしく踊り切ることができれば大きく前進です。
きっかけありの作品なので袖で見守ります。
元気よく飛び出して音が鳴ります。
出だしいい感じ。丁寧に踊れています。
1か月前よりぐんと成長しました。
ぶれやすかった動きもなんとか持ちこたえて・・・。
ただ、最後の方は疲れが顔に出てきたか?動きに集中しすぎて顔が動かせなかったか?!というシーンが見え隠れしたような・・・でも最後までしっかりと駆け抜けていきました。
そしてちゃんとルベランスもできました(笑)(袖にはけるのでまた戻ってルベランスをすることになっていてどのようにルベランスするといいのか直前まで迷っていました(笑))
good job!でした。
クラシック以上にとてもとても奥の深いコンテの世界なので、私も生徒のみんなもこれからたくさん勉強していかないと!と思ってます。
午前中に終了したあとは、私はスタジオに戻りましたが、彼女はちゃんと会場に残ってPCクラシック決選の鑑賞。残念ながら通過できませんでしたが、しっかりとお勉強してさらにそのあとスタジオに戻って自主練をするといっていたので、とてもとても前向きにこのコンクールを過ごせたと思います!PC部門は今日ですべて終了!よくがんばりました!来年はJR部門上がるので、しっかりと彼女が成長してまたここに戻ってこれるように頑張っていきたいな!と思っております^^
コンクールにくると焦るときもあります。
伸び悩んでいるときは特に・・・。
もちろん何が足りない?をしっかり受け止め、どうすればいい?を考えて答えを出す力は必要。
身体はこれまでの動きから出来上がっているので、足りないということは練習が不足しているか練習のアプローチが違うということ。以前と比べてどのように成長したかを分析し、次につなげていくことが大切です。
私自身も指導者としてこれまでやってきたことがパーフェクトであるとはちっとも思ってないので、例えば前はよかったアプローチも今は効果がないものなども存在するので、よく見極めて勉強していかないとと思ってます。
さて最終日4日目
待てど暮らせどジュニア・シニアの結果が出ない・・・。
前日のPCは深夜2:30頃だったため、その時間かしら?と思いチェックしても、3時、4時、5時・・・えーーーー。出てない・・・。
なんと6時過ぎ・・・。
一睡もできず(;^_^A
おそらく出場者の皆さん、指導者の皆さん、そしてスタッフの皆さん全員が睡眠不足になっていると思います・・・。
そんな中、ジュニア1名予選通過させてもらいました!おめでとう。
というわけで会場入り。
決選は受付から1時間の余裕ができたので、予選よりもゆったり目で用意。
ただ練習スペースに限りがあるので廊下で練習。
が、寝不足に加え、やはり決選の緊張から、かなり精神的に滅入っている様子・・・。
ピルエットの練習を入念にしていましたが、うまくいったり、いかなかったりとするうちに、履いていたトウシューズがもう駄目になったので、すぐに別のに履き替えて場当たりに。
もう場所はわかっているので、あとは床と自分が気になる部分だけ練習をし、まだやはり精神的にうまくいかずもがいていました・・・。
こうなったときに、どうされたいか?は人それぞれ。
個々の性質があるので、やいやい言われたい人、まったく言われたくない人、ほどほどの人、など本当にその割合が違います。難しいところ。
コンクールや舞台で、私は指導者が踊るのではないので、ダンサーが最終的に本番ちゃんと踊れるようにだけ考えてあげられればと思うので、それまでに積み上げてきた指導者とダンサーの関係性・付き合い方を大切にしたいと考えてます。
場当たりではおそらく知らない人から見ると自滅している感じが見えてましたが、私から見るとかなり集中しだして、本当にがんばって踊りたいという彼女の気持ちがすごく表れていたのが見えていました。
そしてすぐに本番。
きっかけ有りなので私は上手袖に入りますが、本人は下手袖なのでもうコメントを出すこともなく本番を迎えます。
袖から出てきて、ポーズ。
ん?!かなり気合が入りすぎているポーズ(;^_^A
やはり、気合が入りすぎていて、ポワントの先が動き出し引っかかるという(;^_^A
でも、集中は途切れていないので、最初のピルエットもしっかり決めてくれました。
予選ではちょっと体幹がぐにゃついていたエカルテも、まずまず(あともう少しできるけれど)
最後少し・・・というのもありましたが、予選よりもよく踊れていたと思います。
お疲れ様!よく頑張りました。
人にはそれぞれ性質があるのでお友達をたくさん作るのがよいとは思いませんが、今回のシニア部門などを見ていても、バレエは人としゃべらないけれど複数人で1つの作品を創り上げていくことが大切なので、ある程度のコミュニケーション能力というのは大切だと感じます。例えばプロになろうとしたとき、待っていたってチャンスが向こうからやってくることはそうそうないので、自分から売り込みをする必要も出てきますから・・・。仲良くなれあうのではなく、同じ志をもった人に出会い、お互いを認め高めあって行くことはすごく素敵なことだなと。
特に全国からトップレベルのダンサーが集まるコンクールはそうそうないので、本当にいい機会だと思いました。
そして他の出場者の踊りを客席で観たりして、最終日を満喫しました。
これでスタジオ開校からエントリーした3回目のYAGP日本予選は幕を降ろしました。
楽しみだったワークショップも、表彰式もなく、寂しいものでしたが、それでもこの中で開催していただけたことは本当にありがたかったです。。。規模が小さくなっても、学びは大きかったです。
さてすでにもう来年の予定も決まっているということなので、また出場できるように1年かけて頑張っていきたいと思ってます。出るごとに学びが深まり成長を感じてます。頑張りましょう!!!!
追記 このご時世で一般の方が観覧できなかったということで、無料で決選の様子が放映されていました。全カテゴリー見て勉強させてもらいました。ものすごくありがたかったです。
本当に本当にすごいコンクール。
出場者のレベルの高さ、ワークショップの質の高さ。どれをとっても素晴らしい。。。
ただ、今年は審査員の先生方が来日できない状態でどのように開催されるのか本当に心配しておりました。でも、昨年せっかくつかんだ夢のNYファイナルもなくなり、来年こそ!と意気込んできましたよ。もちろん・・・昨年いただいたのもただその時本当にうまくいっただけと思えるほど、まだまだ皆さんのレベルに到達できていないのは十分承知の上ですが(;^_^A
PC1名(クラシック&コンテ)、JR2名、SR2名、バーチャル1名、アンサンブル部門6名チャレンジしました!
だってチャレンジしないことにはチャンスはつかめないから。
何事も行動してみないとわからないから。
(ただもちろんある程度しっかりとやれる子たちしかやはりチャレンジはできないコンクールですが。。。)
夏に要項が発表され、このご時世のためのプランに加え、シニア部門の審査方式の変更が重なり、なかなかタフなコンクールになりました。
まずは動画作成。。。
審査員の先生がおそらく来日できないことを踏み、オンラインでの審査になることを予想し、さらにオンラインでつながらなかったときのことなどを考え、事前に作品のビデオ、レッスンビデオ、バリエーションのビデオを用意しておくことが必須となりました。
これがとてもとても大変でした・・・。
なぜなら、、、。
〇アンサンブル部門はうちのスタジオでは撮影するスペースもないため舞台上でしか無理だろうということ、要綱が発表されてから締め切りまでに舞台が使用できるのは振付上がった1週間後の発表会の時だけ。さらに発表会ではエントリーしない子も踊っているので、発表会のリハの時に別撮影の時間を作り、1発勝負・・・(;^_^Aおかげさまで撮影はすてきにしてもらいましたが、何せ踊りこめていないので・・・でしたが、とりあえず、アンサンブル部門ならエントリーしてYAGPの雰囲気を味わい今後のバレエ上達に向けての刺激になってほしいと思ってエントリーしてもらったので(本来ならワークショップを受けさせてあげたい思いでのエントリーだったのですが・・・)とりあえずこれを提出!(ビデオをYoutubeにアップロードしたり、著作権のことを学んだりと勉強になりました)
〇ソロ&バーチャルスカラシップ組のレッスンビデオやバリエーション動画の撮影・・・。NYファイナルのビデオ審査で1人のビデオを撮るだけでもかなりの時間と根気が必要と感じていたので6名の撮影はほんとーーーーーーに苦労しました。。。保護者の皆様にも大変お世話になり、みんなで団結して乗り切った感じ・・・。母たちの愛を決して忘れるべからずですよ、まったく。大変ではありましたが、やはり自分の姿を客観的に観察できるのですごくいい勉強になったと思います。
という感じでまず10月までにバリエーションだけやっていればよいということじゃなかったので、ほんと大変でした😅
ビデオ撮影に並行してシニア部門は課題振付の練習も加わり、バリエーションの練習だけにますます時間を裂けず。。。とにかくやるしかないと前向きに頑張りを進めて、、、。
〇アンサンブル部門はうちのスタジオでは撮影するスペースもないため舞台上でしか無理だろうということ、要綱が発表されてから締め切りまでに舞台が使用できるのは振付上がった1週間後の発表会の時だけ。さらに発表会ではエントリーしない子も踊っているので、発表会のリハの時に別撮影の時間を作り、1発勝負・・・(;^_^Aおかげさまで撮影はすてきにしてもらいましたが、何せ踊りこめていないので・・・でしたが、とりあえず、アンサンブル部門ならエントリーしてYAGPの雰囲気を味わい今後のバレエ上達に向けての刺激になってほしいと思ってエントリーしてもらったので(本来ならワークショップを受けさせてあげたい思いでのエントリーだったのですが・・・)とりあえずこれを提出!(ビデオをYoutubeにアップロードしたり、著作権のことを学んだりと勉強になりました)
〇ソロ&バーチャルスカラシップ組のレッスンビデオやバリエーション動画の撮影・・・。NYファイナルのビデオ審査で1人のビデオを撮るだけでもかなりの時間と根気が必要と感じていたので6名の撮影はほんとーーーーーーに苦労しました。。。保護者の皆様にも大変お世話になり、みんなで団結して乗り切った感じ・・・。母たちの愛を決して忘れるべからずですよ、まったく。大変ではありましたが、やはり自分の姿を客観的に観察できるのですごくいい勉強になったと思います。
という感じでまず10月までにバリエーションだけやっていればよいということじゃなかったので、ほんと大変でした😅
ビデオ撮影に並行してシニア部門は課題振付の練習も加わり、バリエーションの練習だけにますます時間を裂けず。。。とにかくやるしかないと前向きに頑張りを進めて、、、。
そして、10月21日水曜、まずはアンサンブル部門のバーチャル審査が始まりました。
ちょうどその時レッスン中だったので放映されている時間にみることができないなぁと思っていましたが、ちょうどレッスンの区切りのいい時にツイキャスを開いてみると、ちょうどうちの1個前の作品!
小さい携帯を覗き込んで、908バレエスタジオアッサンブレの放映を確認できました!
8月に撮影したのにもうかなり遠い昔の感じ(;^_^A
でも、その時の持てる力は出し切れていたし、よく頑張れていたと思います。
アンサンブル部門、いろんな作品の力作がそろっているので、そんな中に入れさせてもらえただけでもありがたい・・・・。来年は舞台上で踊らせてあげたいなと考えております( ̄▽ ̄)
で、22日木曜!!
やってきましたアルカイックホール!
会場での初日はPCクラシックとJRクラシック予選審査およびSRスカラワークショップ。
でも、その時の持てる力は出し切れていたし、よく頑張れていたと思います。
アンサンブル部門、いろんな作品の力作がそろっているので、そんな中に入れさせてもらえただけでもありがたい・・・・。来年は舞台上で踊らせてあげたいなと考えております( ̄▽ ̄)
で、22日木曜!!
やってきましたアルカイックホール!
会場での初日はPCクラシックとJRクラシック予選審査およびSRスカラワークショップ。
審査組は会場入りしてから30分という時間しかないので、スタジオでメイクやアップをしてから向かいました。
会場でも少しは確認できるかしら?と思いましたが、地下リハ室はあれどもリノがなく・・・。PC部門はシューズなので何とか板の間の上でも確認できましたが、やはりトゥシューズ組は無理ね・・・。滑るし・・・。
PCさんはリハ室で確認してすぐ場当たりに。
1か月前に踊っているのでなんとなく会場の広さも感覚が残っていますが、照明の当て方?バックの使い方が違う?のか1か月前よりもちょっと場所どりを変えた方がいいように感じてすぐ修正。
よく対処でき場当たりをこなして、本番を迎えます。
走り方、足のあげ方降ろし方、腕のライン、表情・・・。細かく練習を積み重ねてきました。
今彼女の持てる力は出し切れてはいたと思います。
この緊張する場面でのびのびとよく踊れていたと思います!
彼女には本当にいい可能性があります。
容姿はやはり生まれ持ったもので変えられないので、素敵に生んでくれたご両親にはまず大感謝ですね。すごくアドバンテージです。
ただ、同年代と比べるとまだまだ未熟なところがたくさんあります。
ここはその事実を正直に突き付けられるところ。
この突き付けられた事実にどう立ち向かっていくか?がコンクールの素晴らしくいいところだと思います。まず人のいいところをたくさん参考にさせてもらい、自分の良さを引き出し、さらに自分を高めていける場所と私は考えてます。その場所がYAGPはすごくすごくいいところ。
たくさんお勉強できたかな?
次はJR2名パキータさんとエスメさん!
JR部門の一番年齢が下のグループ。
ちょっとさすがに一番上の人たちとの体型差が半端なくて・・・。うちの2名は特にまだ女の子。上の人たちは女性に近く・・・(;^_^A
そんなことを言っていても仕方ないので、とりあえず自分たちの踊りができることがとにかくの目標。
パキータさんは1か月前、あともう少しでその時持てる力が出せている踊りだったので、それをちゃんと超えられるように、エスメさんもこのところ安定して自分らしい踊りをまとめられるようになってきたのでそれがこの大舞台でできるようにと頑張ってきました。
場当たりは2組に分かれていたので1人ずつゆっくりと見ることができ、また場当たり時間もまずまずあったので、特に2人ともピルエットの床の感覚を懸命に練習していました。やっぱりテクニックが決まるか決まらないかで踊れるかどうかが左右されてしまうお年頃なのでしょうね・・・。はやくそこから抜け出して、テクニックの向こう側にある表現を気にしてほしいなと。でもそのためには基礎練習でしっかりと身に着けておかないとそこには到達できないのですが・・・。
さて本番!
パキータさんは最初のところをうまく修正してきたものの、やはりピルエットの着地が荒い、その後のエカルテの足の運び方がうまくいかずと完璧はまたお預け・・・。1か月前に比べて進化した部分もあったので、とりあえず彼女もこの舞台でよく踊れたことを誇りに思います!
エスメさんも少し乱れるところはあったにせよ、大きく崩す踊りはせず、きちんとまとめる力が付きました。昨年PCで初チャレンジした時は表情も硬かったですが、1年で大きく成長したなと感じました。ただ小柄なダンサーなので、しっかり大きく動いて大きく見せることができるようにこの先もレッスンを積み重ねてほしいと客席から見ていて感じました!
SR2名はそれぞれワークショップ。
とても難しかったようです。ルルベのフォンデュをセンターで、ディレクションチェンジを多く入れてされたとのことで、この年代に何が求められているかよくわかる内容だと思いました。昨年はワークショップ見学がたくさんできたので本当に学ぶことができましたが、今年はできないのでどんなことをしてきたかのヒアリングとFacebookのライブ映像が頼りです・・・。
お疲れさまでした!
とても難しかったようです。ルルベのフォンデュをセンターで、ディレクションチェンジを多く入れてされたとのことで、この年代に何が求められているかよくわかる内容だと思いました。昨年はワークショップ見学がたくさんできたので本当に学ぶことができましたが、今年はできないのでどんなことをしてきたかのヒアリングとFacebookのライブ映像が頼りです・・・。
お疲れさまでした!
PCさんはワークショップを受けたらスタジオに戻って次の日のコンテに向けて自主練!
JRさんたちも無事ワークショップ受講して2日目を終えました。
というわけでSRさんたちがこの日はメイン。
お昼ごろからスタジオでアップし、踊りの確認をします。
シニアさんたちの予選はバリエーションではなく、課題曲が決められていました。
たまたま2名とも同じ曲に当たりましたが、今回は3つの曲のうちから1つ割り振られ、さらにエントリー番号順に5人1組にグループ分けされ、1人ずつソロを踊った後、みんなで踊るという形式になっており。シニア部門がすぐにカンパニーに入って協調性などがあるかなどを見るためとされ考えられた方式ですが、これすごく素敵だと思いました。だってカンパニーに入ってまずバリエーションなんて夢のまた夢でしょうからね・・・。コールドで一糸乱れぬ踊りをすることはバレエ作品の完成度を上げ、お客様を満足させるものになりますから、このような試みはとても素晴らしいと思います!そして、コンクールといえどもやっぱり同じ志を持つものたち。コミュニケーションを無理やりでも取らせて踊りに対して短時間でもチームワークよくやっていくかはとても大切な能力です。
あと!衣装ではなくレオタードに巻きスカートというコスチュームで審査されるとのこと。色形自由。さぁどんなレオタードを選ぶか?セルフプロデュース力が試されますね。
試行錯誤していましたが(;^_^A
というわけでスタジオで踊りの確認をした後、会場に向かいます。会場に入ったら30分しかない中で支度をして、グループで集まって作戦会議などをして場当たりを迎えます。
しっかりと個人で踊るところの場当たり時間とグループで踊るところの場当たり時間をくださってましたが、2名ともその時間のトップバッターのグループに当たっていたので場当たり後、結構すぐに登場するというタフな感じ・・・。
まず最初の生徒さんはまずまずの滑り出し!
課題曲なのですが振付は自由に変更してOKということだったので、彼女が安定してかつテクニック的にもレベルをそこまで落とさずに、また元の振りとそこまで大幅な変更をせず見せられるものにしました。ここもセルフプロデュース力のポイントだと私は思いましたし。うまくこなせていたと思います。
が、ハプニング発生で、全員で踊るところで隣のとても上手な出場者さんが滑って転倒してしまい・・・。焦る顔を隣でしていましたが、何とかつられず最後まで踊り切れました(;^_^A
ハプニングに対しても冷静でいられるか?もきっと必要な能力だと思います。
舞台は生ものなので、何が起こるかわかりませんから・・・。
(転倒した彼女はケガもなかったようでよかったです。袖にいったらこけちゃいました!ととてもさわやかにされていて、なんてすごい子なんだろーと感心してしまいました・・・)
踊り終わって5人で写真を撮るなど健闘を称えあっていてよかったなーと感じました。
続いてのSRさんは初YAGP!いやー、ここに出てみようかといえる日が来るなんてねぇ・・・。これだけでもあっぱれですが、欲深いものなのでここまで来たら全力で踊り切りたい!という想いが強すぎた?もしくはやはりすごい舞台にのまれた?のか、あんなに練習していたのに、自分の始まりの音がどこかわからなくなるという大失態!そこからのてんぱった踊り(;^_^A個人の踊りはもーきっと頭真っ白状態がよく伝わりました・・・。みんなで踊るときにちょっと帰ってきたもののさすがにちょっと取り戻せずフィニッシュ!初YAGPの厳しさを感じたと思います(笑)
感想を聞いてやはり分析通りで、まぁ終わったことは仕方ない。
これから大舞台がたくさん待っていると思うので、それの1つ練習ができたということで。
いやいやよくがんばりました!
3日目はPCコンテ
PC部門だけ、コンテだけでもファイナル選出される可能性があるということが昨年追加されたので、今年チャレンジしてもらうことに!彼女の良さを引き出すかわいらしくタフな踊り。踊りの中でエネルギー切れがまだまだ起こるけれど、通常の生活で結構彼女のエネルギーはあふれているのでその生き生き感を出したくて頑張ってもらいました。朝起きて、もっと彼女の輝きを応援したいと思い、がさがさ家探ししてから、会場に向かう道中で頭飾りのイメージを考え作成(;^_^A会場についてメイクを駐車場の車でして、ほやほやの頭飾りを付けました( ̄▽ ̄)
楽屋に入って衣装にも少しスワロを足し、最後の仕上げ!
私が出来るお手伝いはここまできたらこれぐらいしかなく、あとは本人が力を出してやるのみ!
場当たりも一生懸命がんばりその後審査が始まるまでリハ室に。やはりリノの敷いていないガラーンとして、ポツンと小さなモニターから審査開始の音が。審査員の先生方の動画を見ていると、コンテのみ2名生で審査してくださる先生がいらっしゃることを知りうれしいやら緊張するやら。そして数人のコンテ出場者の踊りを見て、また少しエンジンかけて、袖に向かいました。
1か月前はあまりにも年齢差が大きすぎるコンクールでしたが、今回は同年代。もちろん周りはコンテ経験者ばかりですが、その中でも自分らしく踊り切ることができれば大きく前進です。
きっかけありの作品なので袖で見守ります。
元気よく飛び出して音が鳴ります。
出だしいい感じ。丁寧に踊れています。
1か月前よりぐんと成長しました。
ぶれやすかった動きもなんとか持ちこたえて・・・。
ただ、最後の方は疲れが顔に出てきたか?動きに集中しすぎて顔が動かせなかったか?!というシーンが見え隠れしたような・・・でも最後までしっかりと駆け抜けていきました。
そしてちゃんとルベランスもできました(笑)(袖にはけるのでまた戻ってルベランスをすることになっていてどのようにルベランスするといいのか直前まで迷っていました(笑))
good job!でした。
クラシック以上にとてもとても奥の深いコンテの世界なので、私も生徒のみんなもこれからたくさん勉強していかないと!と思ってます。
午前中に終了したあとは、私はスタジオに戻りましたが、彼女はちゃんと会場に残ってPCクラシック決選の鑑賞。残念ながら通過できませんでしたが、しっかりとお勉強してさらにそのあとスタジオに戻って自主練をするといっていたので、とてもとても前向きにこのコンクールを過ごせたと思います!PC部門は今日ですべて終了!よくがんばりました!来年はJR部門上がるので、しっかりと彼女が成長してまたここに戻ってこれるように頑張っていきたいな!と思っております^^
コンクールにくると焦るときもあります。
伸び悩んでいるときは特に・・・。
もちろん何が足りない?をしっかり受け止め、どうすればいい?を考えて答えを出す力は必要。
身体はこれまでの動きから出来上がっているので、足りないということは練習が不足しているか練習のアプローチが違うということ。以前と比べてどのように成長したかを分析し、次につなげていくことが大切です。
私自身も指導者としてこれまでやってきたことがパーフェクトであるとはちっとも思ってないので、例えば前はよかったアプローチも今は効果がないものなども存在するので、よく見極めて勉強していかないとと思ってます。
さて最終日4日目
待てど暮らせどジュニア・シニアの結果が出ない・・・。
前日のPCは深夜2:30頃だったため、その時間かしら?と思いチェックしても、3時、4時、5時・・・えーーーー。出てない・・・。
なんと6時過ぎ・・・。
一睡もできず(;^_^A
おそらく出場者の皆さん、指導者の皆さん、そしてスタッフの皆さん全員が睡眠不足になっていると思います・・・。
そんな中、ジュニア1名予選通過させてもらいました!おめでとう。
というわけで会場入り。
決選は受付から1時間の余裕ができたので、予選よりもゆったり目で用意。
ただ練習スペースに限りがあるので廊下で練習。
が、寝不足に加え、やはり決選の緊張から、かなり精神的に滅入っている様子・・・。
ピルエットの練習を入念にしていましたが、うまくいったり、いかなかったりとするうちに、履いていたトウシューズがもう駄目になったので、すぐに別のに履き替えて場当たりに。
もう場所はわかっているので、あとは床と自分が気になる部分だけ練習をし、まだやはり精神的にうまくいかずもがいていました・・・。
こうなったときに、どうされたいか?は人それぞれ。
個々の性質があるので、やいやい言われたい人、まったく言われたくない人、ほどほどの人、など本当にその割合が違います。難しいところ。
コンクールや舞台で、私は指導者が踊るのではないので、ダンサーが最終的に本番ちゃんと踊れるようにだけ考えてあげられればと思うので、それまでに積み上げてきた指導者とダンサーの関係性・付き合い方を大切にしたいと考えてます。
場当たりではおそらく知らない人から見ると自滅している感じが見えてましたが、私から見るとかなり集中しだして、本当にがんばって踊りたいという彼女の気持ちがすごく表れていたのが見えていました。
そしてすぐに本番。
きっかけ有りなので私は上手袖に入りますが、本人は下手袖なのでもうコメントを出すこともなく本番を迎えます。
袖から出てきて、ポーズ。
ん?!かなり気合が入りすぎているポーズ(;^_^A
やはり、気合が入りすぎていて、ポワントの先が動き出し引っかかるという(;^_^A
でも、集中は途切れていないので、最初のピルエットもしっかり決めてくれました。
予選ではちょっと体幹がぐにゃついていたエカルテも、まずまず(あともう少しできるけれど)
最後少し・・・というのもありましたが、予選よりもよく踊れていたと思います。
お疲れ様!よく頑張りました。
人にはそれぞれ性質があるのでお友達をたくさん作るのがよいとは思いませんが、今回のシニア部門などを見ていても、バレエは人としゃべらないけれど複数人で1つの作品を創り上げていくことが大切なので、ある程度のコミュニケーション能力というのは大切だと感じます。例えばプロになろうとしたとき、待っていたってチャンスが向こうからやってくることはそうそうないので、自分から売り込みをする必要も出てきますから・・・。仲良くなれあうのではなく、同じ志をもった人に出会い、お互いを認め高めあって行くことはすごく素敵なことだなと。
特に全国からトップレベルのダンサーが集まるコンクールはそうそうないので、本当にいい機会だと思いました。
そして他の出場者の踊りを客席で観たりして、最終日を満喫しました。
これでスタジオ開校からエントリーした3回目のYAGP日本予選は幕を降ろしました。
楽しみだったワークショップも、表彰式もなく、寂しいものでしたが、それでもこの中で開催していただけたことは本当にありがたかったです。。。規模が小さくなっても、学びは大きかったです。
さてすでにもう来年の予定も決まっているということなので、また出場できるように1年かけて頑張っていきたいと思ってます。出るごとに学びが深まり成長を感じてます。頑張りましょう!!!!
追記 このご時世で一般の方が観覧できなかったということで、無料で決選の様子が放映されていました。全カテゴリー見て勉強させてもらいました。ものすごくありがたかったです。